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2009.03.30

よく使われる天体写真の画像処理(2)

実家から自宅へと帰ってきましたので、昨日の続きを書きたいと思います。

 

まずダーク画像ですが、こんなのです。

Dsi3dark04800_013<--- ミードDSI3のダーク画像。

    露出8分/温度13度。

 

あちこちに青、緑、赤(光の三原色)のホットピクセルが見えます。

これらが星空の写真に写ると、せっかくの星空の写真が台無しになってしまう訳です。

ちなみに、ダーク画像処理は、他の画像処理をはじめる””に行います。

ノイズが乗ったまま画像処理しはじめてしまうと後からでは消せなくなってしまったり、ホットピクセルの痕が穴があいたようになってしまうからです。

 

次はフラット画像です。

Flat<--- VMC110Lのフラット画像。

    ほぼ必須ですね。coldsweats01

これはCanon EOS Kiss Digital の画像です。

VMC110Lの開口部にトレーシングペーパーを被せて撮影しました。

星空を撮ったのと、同じ露出時間で撮影します。

 

で、こちらが星空写真です。

Crw_9396<--- M42です。

   ピントがあってません。

   お恥ずかしい。。。coldsweats01

これら2枚の画像からフラット処理を行うと、下のような写真になります。

M42_1 <--- M42の画像処理後

    まだ中途半端ですが、元があまりに

    ひどいので諦めました。。。weep

まあ見ていただきたいのは、フラット画像を撮ることで、中央の明るいところとの差、スパイダー(十字線に見えるところ)がかなり見えなくなってきたところです。

 

次にコンポジット処理ですが、ここは画像を載せずに理論だけで説明すると。。。

・ランダムノイズの低減(ルートn/n倍で減っていきます)

 

S/N比をあげるということはNのノイズを減らすことです。

ランダムノイズは、ルートn/n倍で減っていきますので4枚コンポジットすると。。。

ルート4/4=1/2となり、分母が1/2ですから、S/N比は2倍になる訳です。

難しい話ですが、同じ画像を4枚撮るといいと覚えておくといいかもsign02

もっともっとたくさん撮ればS/N比もあがりますが、時間もかかるので大変なのと、日周運動でどんどん星空は動いていきますから、全く同じ状態の星空を、そうそうたくさん撮るのも難しいので4枚程度がいいといわれる所以だと思います。

これら4枚を重ねあわせ(加算平均)を取る事で、ランダムノイズを減らす。

これがコンポジットの目的なのです。

 

と、まあ最後は難しい話になってしまいましたが、これでとりあえず終わりです。

あとはトライ&エラーで何度も試して見てください。私も修行中です。happy01

天体写真に関する画像処理を扱った本も、数はあんまり多くはありませんが出版されているので探して読んでみるのもいいと思います。

 

 

素晴らしい すごい とても良い 良い

 

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